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Raj_018

 コーディネーターのカマルを経由してジープドライバーのアユーブから、ジャイサルメールの街の北部に位置するカラカール・コロニー Kalakar Colony と呼ばれる芸人居住区に暮らすジャグディッシュ・ボーパ Jagdish Bhopa というボーパを紹介してもらうこととなった(ボーパの詳細については前記事「#017:ホンモノは街中にいないのか」をご参照)。
 彼の名前を聞くのは二度目だった。ガンディー・チョウクの東側の商店街の入り口のスナック屋で、自らをチャイ・マスターと呼ぶ店主ナトラジとの雑談で「ジャグディッシュはこの街で一番お奨めのアーティストだ」と数日前に聞かされていたのだ。その時に「JAgdisH BOPA(表記ママ)」と記された紙切れを貰ったので、彼の名前が強烈に脳裏に焼き付いていた。

 夕方になるとコーディネーターのカマルの経営するインターネット・ポイントにジャグディッシュがやって来た。二本のラーヴァンハッターを肩にかけ、裸足で歩き、大柄でスリムなその出で立ちは(自らをラージプートの後裔と主張する彼らではあるものの)、まるで異国の野武士のようにも見える。クールでもの静かな物腰の奥には、どこか人を寄せ付けないような力強さも持ち合わせていて、捉え所のない不思議なオーラを放っていた。今まで出会った楽士とは確実に違う「何か」を彼は持っている。そしてそれはどこか自分と重なり合うもののようにも思える。彼にロック魂を感じてしまったのだ。
 フォートの入り口で土産用のミニチュアのラーヴァンハッターを売っている、とジャグディッシュから聞かされてさらに驚いた。前回の滞在も含め、彼とは何度もすれ違っていたことに気付かされた。この出会いは必然だったのだろうか。今回のセッションは何か特別なものになるのではないか、そんな期待感が私を包み込む。(次回に続く)


(写真:不思議なオーラを放つボーパ、ジャグディッシュ)


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