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Raj_037

 ジョードプルの時計台近くの商店街に、たくさんの竹に囲まれて籠(かご)や箕(み)などの竹細工を製作するコミュニティを見つけた。カルベリアの一派に竹の伐採(と石臼つくり)を生業とするメワーラ・カルベリア Mewara Kalbelia というコミュニティがいるし、日本のサンカ(山窩)やアルメニアのボーシャなど、世界の放浪民族は竹細工の製作で生計を立てていたという歴史もあるため、このコミュニティもカルベリアやジプシーと何か関連があるのではないかと思った。

 作業中の彼らに声を掛けると、英語でのコミュニケーションが難しいようで、道の向かいの店で尋ねて欲しいと身振りで伝えられる。本ブログの前回記事「#036:バングル職人ラカーラに会う」のバングル職人と出会ったのもこの出来事がきっかけだったのだ。
 バングル職人に、彼らは竹細工師のジャーティ、バーンスポード Bansphod なのかと尋ねると、ガンチャ Gancha だと言う。そして彼らはカルベリアとも関係がなく、また楽器を演奏することもないということだ。

 ガンチャはバーンスポードと同じく伝統的に竹細工師を生業としており、ラージプートを祖先と主張するアウトカーストの存在である。ヒンドゥー教を信仰している。共同体の中に宗教的な力を持っているとされるボーパ(聖職者)を抱えている。カースト会議でものごとを決める。物語や歌の豊富な口頭伝承を持っている、等でバーンスポードとの共通点を持つ。
 そしてガンチャはチットールガル(チットール)をその起源としており、現在はウダイプール、バーンスワーラー、アジメール、チットールガル、ブーンディー、ジョードプル、コーター、そしてビールワーラーの広範囲で暮らし、特にウダイプールに集中している。ノンベジタリアンだが牛肉は食べず、トウモロコシと小麦を主食とし、野菜は時々、フルーツはまれに食べるとのこと。男性はアルコール飲料、特にマフア酒を好む。彼らは村から離れた場所に小さな集落を作って暮らしている。竹籠作りの仕事は男性だけでなく女性も従事することがあり、他に使い走り(メッセンジャー)のような仕事をすることもあると言う。


(写真:ジョードプルの時計台近くで見かけた、籠作り職人ガンチャのコミュニティ)



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