
旅の楽しみの一つとして、現地のミネラルウォーターを飲むことがあります(当方、非飲酒・非喫煙・非清涼飲料水飲者です)。
今回は、今までに旅した中で印象に残ったミネラルウォーターをいくつかご紹介します。いずれも安価なもので、個人的に好きなガス入りです(BLUE LABELを除く)。やっぱりヨーロッパ中心のセレクトになってしまいました(フランスのペリエやヴァルスも入れたかったのですが、今回はカット)。さて、これからどんな「Agua De Beber」に巡り会えることでしょうか。
Romerquelle(オーストリア) Ph5.7/硬度635。採水地はエーデルシュタール。ドイツ語で「ローマの泉」の意味を持つ。マルクス・アウレリウス・アントニウス帝が戦いで負った傷を治すために飲んだ水という伝承があり、3500年前から愛飲されている水なのですが、ボトリングされるようになったのは戦後からのようです。結構硬めの水にも関わらず、ナトリウム成分が少ないせいか飲みやすい。炭酸の強さは3〜4種類から選べて、たしかこのラベルはノーマルだと思います。現地ではVOSLAUERの方がシェアが多いようなのですが、ぼくはこのRomerquelleの方が好きです。ガスなしは最近日本でも手に入るようですが、ガス入りはまだ見かけませんね。
アルプスの恩恵を受けているウィーンは、水道水もかなり美味しかったです。どうりでカフェも美味いわけですね。自販機のカフェでさえ美味かったのには感動を覚えました。
VIMEIRO(ポルトガル) Ph7.13。ポルトガルでは美味い水にあまり出会えなかったけど、このVIMEIROと後のPEDRASの美味さには感動を覚えました(滞在当時は風邪を引いていて、味覚が変わっていたという影響もあるかもしれません)。このVIMEIROは炭酸が割と強く、まるで清涼飲料水のような喉越し。どこの店にでも売っているほどメジャーなミネラルウォーターという訳ではなさそうで、ロシオ広場周辺で3件の店を確保して、滞在中は毎日飲んでました。
PEDRAS SALGADAS(ポルトガル) Ph6.2。これもポルトガルで感動したミネラルウォーター。「しょっぱい石」の意味を持つ。VIMEIROよりは炭酸が弱くクリーミーな喉越し。多少塩気が感じられるけど、それが旨みとなって良い味を出していました。値段はほんの少し高め。でも瓶入りのミネラルウォーターはハズレが少ないと思います。
公式サイト。
S.PELLEGRINO(イタリア) Ph7.8/硬度733.6。日本でもメジャーなサンペレグリノです。採水地はミラノの北東に位置するアルプスの麓ブレンバーナ。イタリアの名門サッカーチーム、ユベントスの公式飲料にも指定されています。レオナルド・ダ・ビンチも晩年を過ごしたミラノで愛飲していた歴史のあるミネラルウォーター。イタリアのレストランでも良く見かけて、濃い味の料理と相性がとても良いです。ぼくも最近10本まとめ買いしました。これを飲むと現地でよく食べていたフォンティーヌ(イタリア北部のチーズ)が無性に食べたくなります。
Jamnica(クロアチア) Ph6.0/硬度400.76。クロアチアはイタリアやオーストリアに負けず劣らず水が美味い国でした。ドブロヴニク滞在中は、旧市街ピレ門脇のオノフリオ大噴水で水を補給してから町歩きするのを日課としていました。生水も美味いこの国ではわざわざミネラルウォーターを購入する必要はなかったのですが、このJamnicaは美味なので特別に飲んでいました。
採水地は青銅器時代の遺跡が発掘されるヤニノ・ヴレロ。1772年からと古い歴史を持つミネラルウォーター。炭酸入りが赤ラベル。炭酸なしが青ラベル。2003年には、毎年パリで開催される水の祭典AquaExpoでナンバー・ワンの称号とされるオースカー賞を受賞しました。最近日本でも容易に入手できるようになって嬉しい。
公式サイト。
Primavera(イタリア) Ph7.3。これは説明を要するまでもなく、イタリアでポピュラーなミネラルウォーターSan Benedettoの別銘柄。採水地はイタリア北部のスコルゼン。古代ヴェネチアの貴族も治療水として愛飲していたそうです。Primaveraは本家San Benedettoよりも若干マイルドな味わい。San Benedettoの方は日本でも安価で容易に手に入るので、ぼくも2日に1本のペースで愛飲しています。
イタリアのカフェやパスタが美味いのは、アルプスの良質な雪解け水の恩恵であることは間違いないですね。しかし地球温暖化の影響で、アルプスの雪がどんどん溶け始めている昨今。今まで当たり前に飲んでいたヨーロッパのミネラルウォーターが手に入り難くなる時代も、そう遠くない未来にやってきそうで不安な気持ちにさせられます。
ウォルメス(モロッコ) Ph不明。モロッコと言えばメクネス周辺を水源とするシディ・アリとシディ・セカムがポピュラーなミネラルウォーターなのですが、ぼくはこのガス入りのウォルメスを好んで愛飲していました。炭酸の強さもほどほどでクセのない非常にまろやかな味。しかも細長いボトルの形状が、アラブ式トイレで尻を洗うときに使いやすくて重宝していました。
BLUE LABEL(インド) インドではオススメと言える程のものがないので特別編です。これはガスなしのミネラルウォーター。デリー近辺でよく売っています。インドでは他に「KINGFISHER」「Bisleri」「Oasis Manak」などの銘柄(いずれもジャイプール産)を飲んでみたのですが、どれもピンとこない味。このBLUE LABELがまあ一番無難な感じでした。数年前にインドのコカコーラに農薬が混じっていて大問題になったこともあり、インドのミネラルウォーターについては個人的にはまだ疑心暗鬼な面もあります。
【2008.4.10追記】二度目のインド ラジャスタンの旅で、ビールの銘柄でお馴染みのKINGFISHERからガス入りミネラルウォーターが発売されているのを見つけました。味に関しては特筆するほどでもないのですが、インドでもガス入りが飲めることに驚きました。
2007/09/30
雑記
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