La creation absurde

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ジョードプルのスパイス四方山話

Indian Spices

 とくにスパイスにこだわりを持つほど通でもないのだが、前回のラジャスタン旅では、ジョードプルの時計塔近くのスパイス市場にてツーリスト価格で大量購入し、後から悔しい思いをしたので、今回は現地でリサーチをしてから購入することにした。
 地元のオバちゃん、オールドマーケットのスパイス職人、滞在ゲストハウスの料理人、撮影で世話になったガイドやコーディネーターなどに尋ねて、いくつか有用な情報を得ることができた。さらに地元の人から信用できる店を紹介してもらい、良心的な金額で購入できたのも幸いだった。オールドマーケットの狭い路地の一角にあり、看板もヒンディー語なので独力で探したら素通りしてしまいそうな佇まいだった(紹介者の意向につき、店の紹介は控えさせていただきます)。

 話はジョードプルの中心地に限定されてしまうのだが、まずもって時計塔近くのスパイス市場で売られているものはツーリスト価格なのでオススメできない。品質に関しては前回購入してみて問題はなかったのだが、地元の人が集うオールドマーケットでは半値かそれ以下で入手可能なのである。ただオールドマーケットでも、価格にバラツキがあるので複数の店で検討すべきだと思う。相場については自分の足で調べてみて欲しい。
 価格差の大きかった商品として、ガラムマサラ、岩塩、サフラン、ティーリーフ系が挙げられる。サフランについてはISO9001認証済みの良品も見かけたが、本場とは言うものの、どうにも身が貧弱で購入意欲が湧かなかった。そういえばモロッコに行った時もそそられるサフランには出会えなかった。個人的にはスペインのラマンチャ地方の品質に適うサフランにはまだ出会っていない。ティーリーフ系では特にダージリンが価格差が大きいようだったが、店によって品質にバラツキがあるように思う。チャイマサラは選別がちょっと難しかった。個人的にはカルダモンの香りが強いのが好み。スパイスは購入前に香りをチェックするのが好ましい。

 ガラムマサラに関しては、ツーリスティックな店では「使用スパイスは15種類」と謳っているが、これは地元の人からしたら「ありえない」話のようだ。一般の家庭では通常3〜5種類、たとえ多くとも8〜9種類までのスパイスしか使わないとのこと。ツーリスティックな店ではセールストークが混じっていると考えた方が妥当かもしれない。
 上記の知識を踏まえた上で、実際に時計塔のスパイス市場を冷やかしにいったところ、店員の態度がみるみるうちに変わり、価格がどんどん下がって面白かった。


 オールドマーケットで購入したガラムマサラでは、以下の9種のスパイスが調合されていた(画像参照)

・Long Pepper(インディアン・ロング・ぺッパー)※画像なし
・Black Pepper(黒胡椒)
・Dal Chini(シナモン)
・Tej Patta(ローレル)
・Long(クローブ)
・Choti Elaichi(グリーンカルダモン)※画像なし
・Javatri(メース)
・Jayafal(ナツメグ)
・Sahi Jeera(ローステッド・クミン)
 

    2008/04/14   旅:インド ラジャスタン 2007&08        ↑ 

こいで みのる

こいで みのる
67年生まれ。旅人。
民族的・音楽的に惹かれる国を訪れ、映像や写真、音楽で『世界と自分との関係』を表現している。

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